≪研修のねらい≫
フィジカルアセスメントについては,この数年で様々な書籍が出版されています.その多くは医学的な視点からの知識と技術の解説書だと思います.
,臨床ナースは,看護記録の患者の観察・アセスメントを,病気の症状のみで記載している傾向にあります.
今回は,看護問題を特定(看護診断)したフィジカルアセスメントの知識と技術を学び,そこから看護過程に沿った看護記録が書ける能力を高めます.
看護観察や記録の視点を,看護問題に焦点を合わすことは,より質の高い看護の実践ができるようになると考えています.
この機会に,是非スタッフナースの方々,臨床での教育指導にあたる方々の参加をお待ちしています.
≪プログラム≫
PART1:看護問題の症状アセスメント
§1 セルフケアの観察とアセスメント
・摂食行動アセスメント ・嚥下機能アセスメント ・排泄行動アセスメント
・入浴行動アセスメント
・更衣行動アセスメント ・麻痺のアセスメント ・関節可動域(ROM)のアセスメント
§3 皮膚統合性の観察とアセスメント
・褥瘡リスク/褥瘡アセスメント(日本褥瘡学会最新情報)
PART2:ポジショニングの技術
§1 褥瘡リスク/褥瘡発生患者のポジショニング
§2 体位別手術患者のポジショニング(皮膚障害を起こさないケア技術)
PART3:観察と看護記録/看護過程に沿った看護記録様式の作成方法
§1 看護問題の症状・徴候の種類と記録Ver1.0
§2 医学問題の症状記録との差異とSOAP等の記録方法のコツ
§3 看護過程に沿った看護記録と誤った看護記録例
・入院時看護記録・看護アセスメント用紙・看護計画用紙・経過記録
・トピックス(術前訪問記録と術中看護記録様式)
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